設計書なんて誰も読まない?

10年以上の期間を経て、私が読むはめになっています(またか)。
最近触っているソースは1990〜1994年頃に稼働し始めて、2004年前後に大幅改修がなくなってきた物のようです。時期が時期だっただけに?ソースの質は最近のくそったれなJavaしかできませんな人が書いたものとはレベルが違います。まぁ、たまにバッファオーバーランがあって最近の切れる若者に「こんなソース中学生でも書かないぜ!?」と評される部分も無い訳ではないですが、あくまで部分的な話です。それに、昔のコンパイラが吐くコードでは問題無かったんです。
しかし、ここ数年はごく小規模な仕様変更にとどまっていたせいで人員も削減され、小規模な仕様変更でもそれを支えるために裏方の整合性を確認する作業を行える人が実のところごく少数になってきています。大変です。
さらにまぁいろいろあったのでしょう。設計書が差分でできています。変更仕様書しかありません。差分の元となる設計書はどこだ・・・

紙でキングファイルに綴じてありました。

手書きです。前の前のプロジェクトも手書きでした。何となく、手書きの設計書はよくできている気がします。帳票の切り貼りを1ページにまとめて吹き出しを書いている物などは、1枚で帳票間の関連がまとめられていてそれこそ宝石のように輝いています。
キングファイルの厚みなんてどうでもいいからこういう設計書を残したいものだと思いました。

でも自分がツールを使って残そうとすると

スカスカ。手書きでA4の紙に書くと結構詰め込めるのに、間違ったときとか変更時とかに修正が大変だから何らかの描画機能のあるソフトウェアを使おうとするんだけど(字が汚いというのもある)、WordもExcelVisioも、思った以上に真っ白けになって複数ページにまたがってしまい、1枚で全体を把握って訳に行かなくなるのはなぜだ。なにか良いツールないかなぁ。