まだ見ぬ継続的インテグレーション

最近、私より年上の管理者が「Trunkにマージ*1した?」とか「チケット登録して」とか、Subversion+Tracの運用くらいはその辺の誰かが面倒見てくれるくらい一般的になってきたみたいです。もちろん、そうでない所もありますが、最初からそうする所もあるということで、良い話だと思います。遅いですか?でもそんなもんだと思いますよ。開発チームの居場所とか*2いろいろ事情はあるとは思いますが、最近はそれなりにアジャイルっぽさが見えてきました。


しかし、毎回ビルドしたり、単体テストを自動化したりする例は未だに目にした事がありません。それほど多くのプロジェクトを渡り歩いてるわけでもないので、最初からやっている所もあるとは思うのですが、少なくとも次の仕事は「コード変えたからもう一回テストして」です。ブラウザからFlashからJavaからOracleまで渡って折り返してくるまでの試験なので、そう簡単には行かないのかもしれませんが、このご時世、無駄に時間はかけられません。なんとかしてあげたいんですが、そもそもテスト用にモックアップを作れずにIDEブレークポイントを設定して変数の値を変えないと触ってはいけないサーバにアクセスしにいってしまうという事を放置して毎回停止しながらテストしていたプロジェクトなうえにリリースが間近で運用を変えられないので触りようがありません。


ブレークポイントで変数の値を変えるくらいなら、変数の値を変えるコードを1行追加してテストするのと同じだと思うのですが、その辺の判断をできる人が政治的に2階層以上離れていると、「コメントすら変えてはいかん。ファイルのサイズとタイムスタンプ命だ」とか言い出すから始末が悪い。


いままでどんなつらい目に会ったのか知りませんが(想像はつきますが、どうせ自分の理解不足を棚に上げて他人のせいにしているに違いない)、対策が人海戦術だけじゃ今までと何も変わってないので、今回も好き放題言って帰ってくるつもりです。


帰って来たいような、帰らずに運用を変えてあげたいような、微妙な気持ちですが、そもそも私自身が「継続的なインテグレーション」を体験した事がないというのが非常に歯がゆいです。もう、、、。

*1:本来不要だと思うんだけどそれはまた別の話

*2:コーディングの最前線ではMS製のツールで版数管理してるのに、受け入れしてリリースするまでの間に手作業になってしまうとか